病気の話
【睡眠障害】「眠れない」「日中の強い眠気」は病気かも? 知っておきたい睡眠障害の種類と対処法
■はじめに
「しっかり休んでいるはずなのに疲れが取れない」「夜中に何度も目が覚める」といった悩みはありませんか?
睡眠不足は単なる体調不良ではなく、背景に睡眠障害が隠れている場合があります。放置すると生活習慣病やメンタルヘルスにも影響をおよぼすため、早めのケアが大切です。ここでは、代表的な睡眠障害の症状と、当院での改善ステップを解説します。
■あなたはどのタイプ? おもな睡眠障害の症状
睡眠障害は、単に眠れないことだけではありません。大きく分けて4つのタイプがあります。
・不眠症:眠れない
寝つきが悪い、夜中に目が覚める、朝早く目が覚めるといった症状です。ストレスや不安、生活リズムの乱れがおもな原因となります。
・睡眠呼吸障害:いびき・無呼吸
睡眠中に呼吸が止まったり、浅くなったりします。睡眠時無呼吸症候群(SAS)では、日中の強い眠気や高血圧のリスクを高めます。
・過眠症:眠りすぎる
夜に十分な睡眠をとっていても、日中に耐えがたい眠気が襲います。代表的なものにナルコレプシーなどがあります。
・概日(がいじつ)リズム睡眠障害:リズムがズレる
体内時計が狂い、適切な時間帯に眠れなくなります。交代制勤務や昼夜逆転生活などがきっかけで起こります。
■睡眠障害が体に与える影響
睡眠の質が低下すると、脳や体のリカバリーが不十分になります。
・集中力や判断力の低下:仕事のミスや事故のリスク
・生活習慣病の悪化:高血圧、糖尿病、心疾患など)
・心の不調:イライラ、抑うつ状態
「たかが睡眠」と思わず、体が発しているサインとして捉えることが重要です。
■当院での治療・改善のアプローチ
当院では、患者様一人ひとりのライフスタイルに合わせて、以下のステップで改善を目指します。
・詳細なカウンセリング:睡眠記録や問診をもとに、原因(環境、ストレス、身体疾患など)を特定します。
・睡眠衛生指導:寝室の環境整備や、食事・入浴のタイミングなど、薬に頼らない生活習慣の改善を提案します。
・適切な薬物療法:必要に応じて、自然な眠気を促すタイプのお薬や、依存性の少ない新しいタイプの睡眠薬を処方します。
・専門的な治療:睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、在宅での簡易検査や精密検査を行い、持続陽圧呼吸療法(CPAP)療法などの専門的な治療につなげます。
■おわりに:一人で悩まずにご相談ください
睡眠の悩みは、性格や気合の問題ではありません。適切な治療で質の良い眠りを取り戻すことは、人生の質(QOL)を大きく向上させます。
「こんなことで相談してもいいのかな?」と迷わず、まずは当院の外来でお気軽にご相談ください。
つざわ津田病院
富山県小矢部市新西117-1
電話:0766-61-8585